これまでも、クロードでリフォームをさせて頂いてきたOさんのお住まい。お子さんが独立されて夫婦二人の生活の為の住まい方を考え、”70歳になったら”と、夢を膨らませていリフォーム、ご依頼いただきました。昔の和風住宅を部分的に洋風に改装しながら丁寧に住まれて来たご夫妻、畳に仏壇のある襖で仕切られた居間は、床座が前提なので、椅子の生活にし、体の負担を減らして行きたいとのご要望でした。

こんにちは(笑)。改めまして、この度は取材をお引き受け頂き、ありがとうございました。早速本題に入りますが、リフォームを終えてみて、ご感想など、お伺いさせて頂けたらと存じます。ご主人からお伺いできますか?

ご主人:

クロードさんとは長年、改装でお世話になって来ました。私の親も同居の3世帯で住む家を直したのが最初でしたが、私達だけで思うように手を入れられなかったので、古い物を残して改装をしました。当然、今よく見かけるぴかぴかの家のようには行かないのですが、その時は建物の半分を、ピアノ教室のイメージに合う、洋風なスタイルにしてもらいまして。古い物を否定するだけでない、さりげないリフレッシュのさせ方に物に対する配慮がある感じでがとても印象的でした。そして、とてもおしゃれで、他になかった。今だに、暮らし居心地の良い改装になったと思っています。 なので、また次、子供たちが巣立ったら、クロードさんでお願いしようと、思ってました。

奥さま:

ふふふ。何から話しましょう(笑)。住みながらのリフォームは確かに、毎日人は来るし、いつも通りに家は使えない日があるしで、大変と言えば大変ですね。でも、クロードの職人さんは皆さん良い方ばかりで、思うようなストレスは感じなかったかなと。私も主人とほぼ同じで、こんなにおしゃれで他になく、尚且つ、洋風でとても半分残した和風建築とは似ても似つかないと思うようなものと、不思議な調和をもって生まれ変わった感じで。とても驚いたのを覚えています。

本好きのご主人の”本棚通り”。本が犇めき合う様子は本棚冥利。

この度のリフォームで、気に入っている場所やポイントなどあれば、お伺いさせてください。次は奥様からよろしいですか。また、リフォームは希望が形になっていく喜びもありますが、住まいながらの工事はご負担もあったのではと思いますが、その点もいかがでしょう。

奥さま:

最後のリフォームはクロードさんで、と決めていた理由が、1つあります。当時、ハウスメーカーで建て替えをした知人の話を聞いて、とても羨ましく思ったことがありました。ハウスメーカーの家はとても整然としていて、ある意味、隙がない。でも、うちの中にいる人間って、言ってみれば、隙だらけですよね。隙を作れるから寛げるという。 きらきらの家を羨望していたそんな私に、社長が ”その床は、ごろーんと横になりたくなる床ですか?”と疑問を投げかけてくれ、ハッとしたんです。 全てがそこで、解決しました。 綺麗で隙がないのも、美しい。けど、それは、仕事で疲れたり、育児で疲れた私をどーんと受け止めてくれる床ではないかもと。 その出来事は、私の、家に対する考え方を大きく変えました。 今は、社長の下でそのテイストを学んだ坂原さんや、娘さんが居て、今回もなんでも安心してお任せ出来ました。

ご主人:

出来上がってみて、あまりの出来栄えに驚きました。坂原さんは、丁寧に日常の使い勝手を聞き取りをしてくれて、デザインとしても満足なのですが、機能も考えられていて、大満足です。 リフォームが終わると、家族・親戚・友人など、見に来てくれましたが、改装した部屋に通すとまず一瞥して、歓声をあげられるのに、こちらも驚かされました。大満足だなと思っていましたが、この良さを来てくれる皆さんが共有して頂けたのに、驚きと同時に、嬉しかったですね。

最近は奥様も、何気なく本を手に取る機会が増えたそう。

総じて